添い乳は赤ちゃんに悪影響はないのでしょうか。
添い乳について考えてみましょう。
添い乳をしている方は少なくないと思います。
では、添い乳に問題等はないのでしょうか。
まず、添い乳はクセになってしまうのであまりよくないと言われています。
お母さんにぴったり寄り添って、ぬくもりを感じながらおっぱいを飲むことができると言われています。
これは赤ちゃんにとってもかなりリラックスできて心地よいものです。
産院や助産院においては産後の授乳方法について教えてくれるのですが、基本的に添い乳に関しては触れないということが多いです。
それだけ積極的には勧められていないのです。
ただ、日中はもちろん深夜にもお世話をしなければならないので、お母さんの疲れというのは相当なものです。
楽な姿勢で授乳をしたいと思うのも当然です。
寝かしつけに添い乳をするとついつい癖になってしまうのです。
添い乳のデメリット
添い乳には窒息や中耳炎といった症状の発症原因となることがあります。
授乳をしている間にお母さんが眠ってしまい、そのまま赤ちゃんに覆いかぶさるようになり窒息状態になるという事故も起きています。
乳幼児突然死症候の中には添い乳による窒息死も含まれているのです。
また、赤ちゃんが横向きや仰向けの状態で授乳することになります。
この体勢というのは耳管に母乳が流れ込みやすくなりますので中耳炎になりやすいのです。
また、虫歯のリスクも高くなります。
というのも、添い乳をしている場合には、歯磨きをする前にすぐに眠ってしまうこともあります。
そのため、虫歯菌が増殖しやすくなりますので、虫歯になりやすくなってしまうのです。
睡眠の質が悪くなるとも言われています。
赤ちゃんやお母さんのどちらにも睡眠の質の低下が起こりやすくなります。
添い寝というのは寝転がっている状態になりますので、赤ちゃんにとって乳首が吸いづらくなります。
そのため少しずつでなければおっぱいを飲むことができずに満腹になるまでに時間がかかります。
お母さんにとっても悪影響があります。
添い乳をすることで、赤ちゃんがおっぱいを吸う時の角度が一定に偏ってしまいます。
そうなると乳腺をまんべんなく刺激できませんので、乳腺が詰まりやすくなり乳腺炎になるのです。
添い乳の注意点
このように様々なリスクのある添い乳ですが、危険性やデメリットを十分に理解したうえで、対策をしなければなりません。
例えば、眠くなった時には赤ちゃんに覆いかぶさってしまうことがないように少しだけ距離をとったり、枕などで顔を覆ってしまうことがないようにしなければなりません。
添い乳を勧める医師もいれば、反対をする医師もいます。
添い乳をするのかどうかは、メリットだけでなくデメリットについても十分に理解をしたうえで行ってください。
育児というのは非常に大変なことですので、この大変な毎日の中で授乳を少しでも楽に行いたいというのは当然のことです。
ただし、それが原因で赤ちゃんが命を落としてしまうことがあってはなりませんので、対策を十分にとるようにしてみてください。
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